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POST-ROCK/ELECTRONICA
NUNO CANAVARRO / Plux Quba (CD)
1998年にジム・オルークのレーベルより再発された、ポルトガルの音楽家ヌーノ・カナヴァーロによる音響エレクトロニカの大傑作が再・再発!
1988年にポルトガルでひっそりとリリースされ、その10年後の1998年にジム・オルークのレーベル"Moikai"が再発した、謎多きポルトガル人音楽家ヌーノ・カナヴァーロによる音響エレクトロニカの大傑作「Plux Quba」が再びCD盤で再発!メロディアスさと抽象性が絶妙なバランスで混在する、ミニマルで穏やかなサウンドは、90年代後半より広がりを見せたテクノ以降の音楽シーン「音響〜エレクトロニカ」を予言したかのようにも聴こえ、実際にトータス、マウス・オン・マーズなど、当時そのシーンを切り開いたアーティストたちにも大きな影響を与えた。1998年の再発以降、現在でもコアなリスナーたちの間で神話のような地位を築いているマスターピース。
Track list:
01. (Untitled)
02. Alsee
03. O Fundo Escuro De Alsee
04. (Untitled)
05. (Untitled)
06. (Untitled)
07. (Untitled)
08. Wask
09. (Untitled)
10. Wolfie
11. Crimine
12. Bruma
13. (Untitled)
14. Cave
15. (Untitled)
-レーベルインフォ-
1988年にひっそりとリリースされ、その10年後1998年にジム・オルークのレーベル<Moikai>より再発されたポルトガルの音楽家ヌーノ・カナヴァーロによる音響エレクトロニカの大傑作『Plux Quba』。その再発盤も長らく廃盤となり、コアなリスナーの間で神話のような地位を築いてきたこの不朽の傑作が再びCD盤で発売される。(※2015年にDrag Cityよりヴァイナルで再発。)
1988年にポルトガルのレーベルAma Romantaよりひっそりとリリースされた本作がなぜ名作として世に知られたのか?その背景には興味深いいきさつがあった。1991年頃ドイツ・ケルンで、レコードショップ兼レーベルのA-Musik周辺の主要人物:Jan St. Wener(Mouse On Mars)、C-Schulz、Frank Dommert (sonigレーベル運営)、George Odijk(A-Musik創設者)たちと、Jim O’RourkeとChristoph Heemannらが一緒にいた時に、Heemannがポルトガルから持ってきた『Plux Quba』と書かれた謎のレコードを聴いていた。誰もポルトガル語が分からなかったため、それがグループ名なのか、アルバム名なのか、レーベル名なのか不明だったが、ミニマルで、穏やかで、メロディアスなアブストラクト・サウンドは、これまでに聴いたものと完全に異質で、彼らは強い好奇心を示したという。何か参照になるものがあるかと試みると、クラウトロックや実験〜即興音楽の最先端のすべてが詰め込まれていながらも、とらえどころが無く、電子音楽のパイオニアRobert Ashleyの後期作品との類似点を彷彿させながらも、それは思い違いだと気づくだろう。
90年代後半より広がりを見せたエレクトロニカ〜音響シーンを予言したかのような本作は、88年では早すぎた内容だったが、幸運にも1998年に<Drag City>傘下のJim O’Rourkeのレーベル<Moikai>より再発され(リマスタリングはポルトガルの音響アーティストRafael Toralが担当。)、名作としてコアなリスナー達に語り継がれ、その後のエレクトロニカ〜音響シーンにも影響を与えた。
★2010年に出版されたディスクガイド『裏アンビエント・ミュージック1960-2010』では<裏1988年>を代表する1枚に選出。
★2015年に<Drag City>より再発されたアナログ盤は、その年のFact Magazine『The 25 Best Reissue』の6位に選出。
型番
p*dis/ Inpartmaint Inc. (JPN)
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