kumagusu / 処夏神経 (TAPE)

サックスが加入し5人編成となった、新生kumagusuのライブカセット。

2021年春、深夜の代官山・晴れたら空に豆まいてにて行われたkumagusuの無観客ライブを収めたライブアルバム。 2020年にサックスの富烈が加入し、5人になった新生kumagusuの最初の作品にして、コロナ禍の1年を修行に当てたバンドの進化のお披露目である。

完全無欠のライブバンドとして強固な演奏力を持ち、かつステージ上の酔拳マスター的な面も元々持っていたのかな、それは分からない。分からないからテキトーに言っているだけだが、そこに新たな酔っ払いが加わったことは分かる。一体彼が何を任されているのか、その姿を目にした人はまだごく一部に限られている。 情念、情緒、情景、とにかく「情」が付くもの全部が詰め込まれたような彼らの音楽は、しかし何故かこちらの感情を加速させたりはしない。エモくも、感傷的にするわけでもなく、夏の湿気のようにたゆたい、まとわりついてくる。 写真家・小石清の作品『初夏神経』の1文字が「世の中に出ないで家にいる」という意味を持つ「処」に置き換えられた作品を2021年にリリースする。 初夏の高揚と、それを共有する高揚の両方を、共有することなく自分の住み処へと持ち帰る優しい獣たち。その獣道は未来では心霊トンネルとして語られ、剣菱で消毒され、誰も寄り付かなくなった。伝説の心霊トンネル・処夏神経。そこには<怪異> kumagusuの咆哮がこだましている。

*ダウンロードコード封入

Track List:
01. 海まで
02. 夜はアルカリ
03. 温泉街
04. 芝浜
05. 有意義
06. エッセイ
07. たばこを
08. 彷徨
09. 精進
10. あなたの主張

*6曲のライヴ動画:


型番 Jolt! Recordings (JPN)
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