アナログもリリース!愛知県在住のアンビエント・フォーク・シンガー、marucoporoporo最新作。
2018年のデビュー以来、数年間の沈黙を経て、marucoporoporoのファーストアルバム『Conceive the Sea』がリリースされる。作詞作曲、録音からミキシングまで自身で手掛けるmarucoporoporoは、2022年、画家/映像作家タキナオの展示のための音楽を制作。このコラボレーションをきっかけとして自身のアルバムを完成させた。太古から続く生命の循環を基調のイメージとして、生命の源となる海水と胎児を育む羊水をめぐってアイデアを膨らませ、自身の存在を内省的に見つめた作品となっている。繊細にトリートメントされエレクトロニックな装飾をまとったやわらかくほのくらい音像は、ろうそくの炎を瞼のうらに感じるようにあたたかく、水の中をたゆたうようにゆらめく。
作品のテーマである「生命の循環」。そのテーマ通り、どこまでも深い海中に沈んでいくような、それでも海底から湧き出る優しさの泡に包まれていくような、そんな印象を受けるドローン〜アンビエント・フォークの一大絵巻、大傑作。某雑誌では「ブライアン・イーノや坂本龍一の名作にも匹敵する傑作」とも評され、GrouperやANDREW CHALKなどに代表されるドローンやアンビエント・ファンはもちろん、アシッド〜ローナー・フォークまで、これまた全方位音楽ファンに向けた2024年発表の傑作が待望のアナログレコード盤でのリリースが決定しました!今回リリースされるアナログレコードはCD・配信と同じく「生命の循環」をテーマとして橋本麦氏が制作した一連のイメージから起こしたオリジナル・デザインとなっており、その質感を含んだフィジカル作品として、本作品から新たな発見をしていただければ幸いです。(レーベルインフォ)
SIDE A:
1. Conceive the Sea
2. Cycle of Love
3. From a distance
4. Double helix
SIDE B:
1. Core
2. Tubulin
3. As I am
4. Reminiscence
-BIO-
愛知県在住の音楽家。アコースティック・ギターを兄から譲り受けたことをきっかけに作曲を始める。当時流行していたベッドルーム・ミュージックやノイズ、南米音楽などに影響を受けて、録音からサウンド・プロセス、ミックスにいたるまで自身で手掛けるように。ライブでは、ピアノや変則チューニングのアコースティックギターを奏でながらも、うすくたなびく音のレイヤーに包み込まれるような音像を体験できる。2018年、1st EP『In her dream』と、秩父の廃村でフィールドレコーディングされたカセット『Ruin』をリリース。2024年FLAUと契約し、ファーストアルバム『Conceive the Sea』をリリース。