ピアノ、オルガン、ハーモニウムを通じて響き合う深く霊的な音楽。
2023年3月に惜しくも99歳で亡くなった、エチオピア出身の修道女/作曲家/ピアニスト、エマフォイ・ツェゲ・マリアム・ゲブル。1972年に自主制作したアルバムに未発表のピアノ録音2曲を収録した作品がリリース。鐘のような澄んだピアノの音色が古代の石壁に反響するA1、親しみ深い旋律がハーモニウムを通じて新たな響きを表現するA2にはじまり、B面にはエマフォイのヨーロッパのクラシック音楽の訓練とエチオピアの宗教音楽の生涯にわたる研究が融合した、壮大なオルガン演奏2曲を収録。エチオピア正教会の典礼の自由詩をピアノで一音一音解釈したA3とA4の2曲は、1963年に僅か50枚で自主制作された作品からの収録。メタリックシルバーの箔押しが施されたジャケットで、学者でピアニストのトーマス・フェンによるライナーノーツを掲載した12ページのブックレットが封入。こちらは通常盤BLACK VINYL。
Track List:
1. Ave Maria
2. Spring Ode – Meskerem
3. The Storm
4. Essay on Mahlet, The Prayer of Saint Yared
5. Via Dolorosa, XIth Station of the Cross
6. Prayer for Peace. Ps. 122 (Kyrie Eleison)