絶賛を浴びた2012年の双子のアルバム『Clear Moon/Ocean Roar』すら凌駕する大傑作！ 孤高の天才フィル・エルヴラムが遂に辿り着いた「マウント・イアリ究極の一枚」

*先着特典として、未発表デモ・ヴァージョン4曲（"SAUNA""SPRING""THIS""DRAGON"）収録のダウンロードコード付き。

Track List:
01. SAUNA
02. TURMOIL
03. DRAGON
04. EMPTINESS
05. (something)
06. BOAT
07. PLANETS
08. PUMPKIN
09. SPRING
10. BOOKS
11. THIS
12. YOUTH







-レーベルインフォ-
フーッと大きな深呼吸の音で幕を開けるマウント・イアリのニュー・アルバム『サウナ』は、そのほのぼのとしたアルバム・タイトルに騙されるなかれ、2003年のザ・マイクロフォンズからマウント・イアリへの改名以降、いや20世紀の終盤にそのレコーディング・アーティストとしてのキャリアをスタートさせてから15年以上の長きに亘ってフィル・エルヴラムが生み出してきた数多くの傑作群（そこにはPitchforkの2001年ベスト・アルバムとして知られるマイクロフォンズ『The Glow Pt.2』も含まれる）の中にあっても頭一つ抜け出た驚異的な作品となった。USレーベルの資料にあるようにまさにこれは「究極」の一枚だ。

地元アナコーテスの教会跡に作られたエルヴラムのスタジオ「the Unknown」にてこれまでのマウント・イアリ／ザ・マイクロフォンズ作品同様アナログ・テープで録音された、「ヴァイキング、禅、リアル・ライフ」をキーワードにした緩やかなコンセプト・アルバム。USでは45回転レコード2枚組としてリリースされる大作なれど、かつてないほどに多彩な曲調／アレンジの全12曲はまるで弛緩することなく巧みに配置されている。トレードマークの一つである爆音と微音のダイナミクス／ブレンドの探求は更なる洗練の境地に。本作の大きな魅力となっているジュヌヴィエーヴ・カストレイ、アシュレー・エリクソン（LAKE）、アリソン・フォスターらによるコーラスを除いてほぼ全ての演奏／エンジニアリングをエルヴラム自身が担当。その長いキャリアを通じて、プロデューサーやエンジニアら外部の手を借りることなく常に自らの音楽をアップグレードすることに成功してきたUSインディ史上希有な存在であるエルヴラムは、本作でまた新たな一歩を踏み出した。